OBによる特別講義

2009年6月8日(月)3時限13:00~14:30 豊洲校舎にて、システム工学授業の中で特別講義が行われました。

講演者:佐々 松音 (Matsune Sassa) 氏
日立建機(株)本社調達部・嘱託(VE担当)、(株)波南・代表取締役社長
CVS(米国VE協会・VEスペシャリスト)
テーマ:「日本のものつくりと改善活動」

戦後の復興期、「安かろう、悪かろう」の粗悪品の代名詞だった日本製品は固有技術開発に加え、IE (Industrial Engineering-生産工学)、QC(Quality Control-品質管理)、VE(Value Engineering-価値工学)の改善手法を導入し、質の高いものつくりに加え、ニーズにマッチした製品を提供し、「日本のものつくり力は20世紀の奇跡である」と言われるまでに至りました。この手法についてVEを中心に解説頂きました。


~講演者略歴~
1946年に日立建機入社、設計担当。1992年原価企画課長。 1998年にイタリアFiat社との合弁会社に出向、開発部長。 2001年に日立建機に調達室長として復帰。 2006年物流資材会社の波南(茨城県土浦市)の社長に就任。 日本VE協会、元東日本支部長(2005年~2009年)。 CVS(米国VE協会・VEスペシャリスト)の資格を持つ。