卒業生からひとこと

本学科の卒業生が様々な分野で活躍しています。ここでは卒業生から在校生や受験生に向けたコメントを紹介します。
※ (機二卒業生)と記載があるかたは機械機能工学科の前身である機械工学第二学科を卒業されたかたです。

今やるべきこと、それが将来に繋がる

桧山直矢さん
「モノづくりをやりたい。それもできるだけ大きいモノ。その思いで今の仕事を選びました。発電プラントは機械工学の総結集です。学生の頃は、勉強していることが将来どう活かされてくるのか正直よく分かっていませんでした。しかし、エンジニアとなった今、機械二科で学んだことが全てのベースになっていたんだということを実感しています。講義に加え豊富な実験・学習そして研究がエンジニアとして必要な実践力と総合力を身につける上での糧となりました。
今やるべきことを大切に、そして将来、一流の技術者として活躍されることを祈っています。」

PROFILE
桧山 直矢 さん (機二卒業生) 米国プロフェッショナルエンジニア
1998年に卒業後、東芝プラントシステム株式会社に就職。
入社以来一貫して海外の火力発電プラントの計画・設計に携わっている。

何十年経っても発想の基盤に

間宮篤 さん
「自動車が好きで、自動車の仕事がしたくて機械工学を学び、自動車開発を仕事にして 30 年が過ぎましたが、いつも学生時代を思い出します。楽しい事もそうですが、思い出すのは勉強した内容がほとんどです。工学的な発想はすべて大学で学ぶ基礎の学問から形成されます。ぜひ毎日の勉強、学校生活を大切に、有意義な時間を過ごしてください。」

PROFILE
間宮 篤 さん (機二卒業生)
1977年に卒業され、現在は株式会社東京アールアンドデーの代表取締役副社長でいらっしゃいます。

実践的な体験が社会で生きてくる

瀬間信幸さん
「企業での製品開発は、マーケティング、材料選定、設計、製造プロセス、品質管理などなど多くの専門セクションが絡み合って成立しています。大学では得られなかった事を勉強する毎日ですが、一方で、大学で得られる基礎的な知識が無ければ、これらの専門知識も自分のものにできません。当学科では、工学・技術全般を学ぶ他、「立案、設計、製図まで行う機械設計」、「工学的な事象を実験および数値で理解する基礎工学実験」を学べます。これらは、企業で行う製品開発プロセスを肌で感じられる貴重な体験学習です。私自身、製品開発主幹の立場となって、この授業を必修としている機械工学第二学科(現:機械機能工学科)の目指すところの意図と重要性を再認識し、あらためて、大変有意義であったと感じています。」

PROFILE
瀬間 信幸 さん (機二卒業生)
1987年に卒業後、昭和電線電纜株式会社に就職されました。現在は昭和電線ホールディング株式会社経営企画部と昭和電線ケーブルシステム株式会社電機システム機器部の次長を兼務しながら、電力ケーブルおよび機器用コネクターの設計・開発に従事されています。 SICONEX(Smart Intelligent Connector)ブランドを 立ち上げ、日本国内の電力機器コネクターの分野でディファクトスタンダードを構築された方です。

グローバルに活躍するために

安達文雄さん
「勉強やアルバイトを通して得られた経験が、社会に出ても仕事や人間関係できっと役に立つことと思います。十分Enjoyされ、悔いのない生活をお過ごしください。 ひとつアドバイスとしては、学生時代に英語だけは十分勉強することをお勧めします。現在のグローバリゼーションにおいて、海外出張・駐在は当たり前の時代となりました。私も3年半、米国に駐在しましたが、もっと若いときから勉強しておけば、英語で苦労することはなかっただろうと後悔しております。」

PROFILE
安達 文雄 さん (機二卒業生)
1990年に卒業後、トヨタ株式会社に就職されました。生産ラインの検討・設備発注や、15年にわたる工場設備導入業務を経て、現在は生産技術 管理部門にて主幹をお務めでいらっしゃいます。

大事なのは専門性だけじゃない

石川研さん
「研究論文の作成や学会発表等を通して解決力と表現力を養うことができました。解決力とは、具体的な問題点の発見およびその解決を示す能力であり、表現力とは、考えを他者に分かりやすく伝える能力です。専門性も大切ですがこれらの基本能力は業務をするにあたっては勿論、何をするにでも必要な力だと思います。 現在、私が特に意識していることは、行動に目的意識をもつこと、何でも常識と思わず疑問を持つことです。学生の方も是非心がけて有意義な学生生活を送って頂きたいと思います。」

PROFILE
石川 研 さん (機二卒業生)
1999年に機械工学専攻を修了され、日立アプライアンス株式会社に就職されてからは吸収式冷凍機の開発、設計、営業と多岐にわたる業務を経て、現在はターボ冷凍機(特殊機)の設計に取り組まれています。

枠にとらわれない視線で

糸井直樹さん
「大学では機械工学の枠にとらわれず、幅広分野の技術習得が出来、公私共に非常に役立っています。皆さんも、枠にとらわれず、広い視野で物事を考えられるエンジニアを目指してがんばってください。」

PROFILE
糸井 直樹 さん (機二卒業生)
2000年に機械二科を、2002年に機械工学専攻を修了され、現在は三菱電機株式会社にて二輪特機向けエンジンマネージメントシステムの設計・開発に励んでいらっしゃいます。

目標に向かって、今を大切に

「『何が目標なのか?そのために今何をやるべきなのか?』 仕事も勉強も遊びもなんとなく向かい合っていると、思い通りの方向に進んでいかず時間だけが過ぎてしまうということになりかねません。『学生の時にやっておけば良かった』と多くの人が思う『戻すことのできない時間』を、皆さんは今使えるのですから、一日一日を大切にしていただければと思います。」

PROFILE
半沢 大介 さん (機二卒業生)
2003年に卒業後、本田技術研究所に就職され、安全技術開発(電装)に励んでいらっしゃいます。

ユーザー目線になれるエンジニアへ

川上貴文さん
「現在はPCで動作するアプリケーションの開発を行っています。モニター上で色を忠実に再現するシステムや、モニターの性能をフルに活用し、ユーザに新しい価値を提供するお仕事をしています。」

PROFILE
川上 貴文 さん (機二卒業生)
2006年に卒業後、株式会社ナナオに就職され、ソフト開発に従事されています。

チャレンジ精神を持ち続けて

「みなさん学生生活を楽しんでいますか? 社会人になって私が一番感じたことはいつまでも探究心とチャレンジ精神を持ちつづけることの重要さです。当たり前のことかもしれませんが、仕事に追われる毎日の中でこの気持ちを常に忘れずにいるのは大変なことだと感じています。また、環境が変わることで視野が広くなりいろいろなことに興味がでてくることと思います。仕事でも遊びでも、やってみたい事は何でもチャレンジしてみてください!!」

PROFILE
小林 奈津子 さん (機二卒業生)
2006年に卒業後、キヤノン株式会社に就職され、総合デザインセンターに配属されました。現在はユーザビリティエンジニアとしてコンパクトデジタルカメラのUIや操作フローを検討したり、競合他社製品のUI調査/分析の業務を担当なさっています。

基礎知識をしっかりと

「機械系の就職をお考えでしたら、製図や金属材料の知識はしっかり身につけておくことをお勧めします。設計業務を担当した場合もも材料の知識は必要とされます。
現在担当の業務が設計から材料に変わり、熱処理技術ももっと真面目に取り組んでいれば良かったと後悔しております。」

PROFILE
M. I. さん (機二卒業生)
2008年に卒業され、日鍛バルブ株式会社に勤務されています。

コミュニケーションを大切に

「当学科は実験やエンジン設計などの科目を筆頭に、グループ作業が多く、コミュニケーション能力が養われました。グループ作業を通して、沢山の友達を作ることもできました。社会に出るとグループでの仕事が非常に多いので、日々のコミュニケーションを大切にして4年間を有意義に過ごしてください。」

PROFILE
T. N. さん (機二卒業生)
2008年に卒業され、キヤノン株式会社に勤務されています。

有意義な体験を通して

「研究室に入ると学外の方と交流する機会を多く持つことができます。就職してからも役に立つことが多くあり、とても有意義な体験ができたと思っています。また実験・実習を通じて様々な機器に触れた事で、入社してから戸惑わずに機器操作を行うことができています。」

PROFILE
K. M. さん (機二卒業生)
2008年に卒業され、キャタピラージャパン株式会社に勤務されています。

学科公式サイト