物質工学研究室

担当教員:高崎 明人 教授

Alicja Klimkowicz 准教授

水素は周期表の中で1番上にあり、最も軽く、その原子半径は最も小さいので、一般に、金属中に容易に拡散侵入します。金属材料の水素吸蔵量や固溶量は、金属および水素原子間の化学親和性や金属結晶格子における格子間サイト、タイプおよびその大きさなどに依存し、微量の水素の存在であっても材料の特性を大きく変化させることがあります。本研究室では水素環境で使用される航空宇宙材料、核融合および原子力材料などの先進材料の水素脆性メカニズムに関連した水素添加のネガティブな効果の研究と最近注目されている水素吸蔵合金のように材料の高い水素吸蔵特性を積極的に利用しようとする水素添加のポジティブな効果の両方についての研究をすすめています。

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準結晶および金属間化合物の水素吸蔵特性
水素脆性メカニズムの研究
合金中の水素透過特性
LoveLablab-love-aoki私たちの研究室では主に金属材料と水素に関する研究を行っています。水素を吸収した材料は脆化を起こし壊れやすくなります。このような、水素による材料強度の低下の研究を行っています。また、水素を安全に貯えておく技術として、金属に水素を吸放出させるという方法があります。どのような条件で水素を吸放出するのかも研究しています。このような水素の影響について実験とシュミレーションから日夜研究を行っています。

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