2010年度 エネルギー・環境技術研究室 研究テーマ


伝熱・熱制御に関する研究


エレクトロウェッティングを利用した液滴制御によるマイクロポンプの開発


エレクトロウェッティングとは,疎水性の誘電膜が成膜された電極と,その上に置く液滴との間に電位差を与えると,液滴の接触角が減少する現象のことです.つまり,加える電位差により,液滴の表面エネルギーが変化し,液滴形状が制御可能となります.
電極と液滴との間は誘電膜により絶縁されているため,消費電力は極めて少ないことがこの技術の利点であり,様々な分野での応用が期待されています.本研究室では,マイクロポンプの代わりとなる液移動装置として応用する研究に注目しています.微細物質移動・伝熱技術への応用に大きな期待が寄せられています.


 


液滴が移動する様子 (動画再生までに時間がかかる場合があります)



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